岡芳商店 の日記
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宮城県 伯楽星・あたごのまつ 酒蔵に関するお知らせ
2011.04.12
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関係者各位【宮城県 伯楽星・あたごのまつ 酒蔵に関するお知らせ】
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。昨日で、震災より1カ月を迎えることとなりました。
宮城県では、水没した仙台空港が明日より再開され、東北新幹線も来月には復旧する見通しとの事です。 この1カ月、皆様のご協力、励ましのお陰で蔵の復旧が早く進むことが出来ましたが、余震のたび、蔵中に砂埃が舞い、蔵が一層傾き、未来が欠けていく現状を見続けてきました。補強でどうにかなる状態では無い事を理解しました。 何度も考えた結果、来季以降、現蔵での醸造継続は不可能と判断致しました。 現在、同土地に蔵を新設する他、様々な方法を模索し、来季の製造に間に合わせるべく1分1秒を大切に過ごしています。
3年前の岩手・宮城内陸地震では、被災時に精米機械を導入し、復旧だけでなく、品質向上を使命として、乗り越えてまいりました。
その気持ちは今回も変わらず、新設・移設・どちらにしても億単位の判断となりますが、 「究極の食中酒」の品質を上げ、伯楽星・愛宕の松を造り上げていきたいと考えています。
※現蔵での酒造りは、5月10~31日の間で、危険ながらも、思い出ある蔵で最後の仕込を行い、次の造りまでの在庫を確保し、現状に幕を下ろす事を予定しております。 来季の酒造りに向けて、随時、正確な情報をご連絡させて頂きたいと思います。今後共よろしくお願い申し上げます。
宮城県大崎市三本木
伯楽星・あたごのまつ醸造元
杜氏 新澤巖夫